英詩と日本詩人 |
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Sivu 83
えあめつちみなわがみたいきほひおもひこちわがみ世多くオある人は世に生ふる智慧の木の命の木にあらぬはかなさをなげくなりはや我は世の中に学ばぬ道はあらず天地の力もしり哲学をもきはめぬそを皆我身のため用みむとおもへどもなお我身には足らず, ...
えあめつちみなわがみたいきほひおもひこちわがみ世多くオある人は世に生ふる智慧の木の命の木にあらぬはかなさをなげくなりはや我は世の中に学ばぬ道はあらず天地の力もしり哲学をもきはめぬそを皆我身のため用みむとおもへどもなお我身には足らず, ...
Sivu 339
いひつ火の奥を見つむる目なざしは遠きものを眺むるが如し。火の奥には過ぎし昔の炉の火,昔のまゝに描かれやしつらん。鮮やかに現はるいものは児にや孫にや。昔の火は楽しく,今の火は悲し,あらず,あらず,昔は昔,今は今,心地よき此火や。言ふ声は震ひぬ。
いひつ火の奥を見つむる目なざしは遠きものを眺むるが如し。火の奥には過ぎし昔の炉の火,昔のまゝに描かれやしつらん。鮮やかに現はるいものは児にや孫にや。昔の火は楽しく,今の火は悲し,あらず,あらず,昔は昔,今は今,心地よき此火や。言ふ声は震ひぬ。
Sivu 473
... 燃ゆるが如き熱情を小さき胸に抱きながら猶且温雅貞淑なる姿儀を失はざるやさしき心,わが恋を犠牲にして、ひそかに一生を泣ける悲しき情,ことに,絶代の姿色衆人の眼を眩し,かゞやく眼,燃ゆる唇,玉の如き涙,あっこれ好詩料にはあらざるか。
... 燃ゆるが如き熱情を小さき胸に抱きながら猶且温雅貞淑なる姿儀を失はざるやさしき心,わが恋を犠牲にして、ひそかに一生を泣ける悲しき情,ことに,絶代の姿色衆人の眼を眩し,かゞやく眼,燃ゆる唇,玉の如き涙,あっこれ好詩料にはあらざるか。
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