英詩と日本詩人 |
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Sivu 111
清しいかなや西風のまづ秋の葉を吹けるときさびしいかなや秋風のかのもみち葉にきたるとき道を伝える婆羅門の西に東に散るごとく吹き漂蕩す秋風に I 行く木の葉かなたいよはひるがへあさばわしたかあけぐれそら朝羽うちふる際の明闇天をゆくごとくいたく ...
清しいかなや西風のまづ秋の葉を吹けるときさびしいかなや秋風のかのもみち葉にきたるとき道を伝える婆羅門の西に東に散るごとく吹き漂蕩す秋風に I 行く木の葉かなたいよはひるがへあさばわしたかあけぐれそら朝羽うちふる際の明闇天をゆくごとくいたく ...
Sivu 172
なき人をおもふ田山花袋きみは世にあらずなり給へどもたうときみたまはいとあきらかにのこりてあるなりおのがこゝろにやさしき言葉とたうとき心それをつくづくとおもへる時は神のやどるかとうたがふばかりあやしき興こそ起りて来なれこひしきこひしき君が ...
なき人をおもふ田山花袋きみは世にあらずなり給へどもたうときみたまはいとあきらかにのこりてあるなりおのがこゝろにやさしき言葉とたうとき心それをつくづくとおもへる時は神のやどるかとうたがふばかりあやしき興こそ起りて来なれこひしきこひしき君が ...
Sivu 309
見よやみそらに影曳きて恐ぢ驚ける魂のごと流るゝ星の落ちるとき。 4 夢より淡く「北光」の夢光微かに薄らぎて氷の山にかくるときあるは斗牛の影水る悲き光波のへに破船の伴の望むとき。夕暗空に声もなく影もわびしく稲妻のまたくひまに消ゆるとき誰か憂 ...
見よやみそらに影曳きて恐ぢ驚ける魂のごと流るゝ星の落ちるとき。 4 夢より淡く「北光」の夢光微かに薄らぎて氷の山にかくるときあるは斗牛の影水る悲き光波のへに破船の伴の望むとき。夕暗空に声もなく影もわびしく稲妻のまたくひまに消ゆるとき誰か憂 ...
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