英詩と日本詩人北星堂書店, 1983 - 503 sivua |
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Sivu 86
... ならず,なかきらみ暗の中には嫌はしき者住めるを認る,然れどもこれは彼を厭ふ者ならず,なかみ暗の中には醜きもの居れるを認る,しりぞ然れどもこれは彼を退くる者ならず,なかさがみ暗の中には激しき性の者歩むを認る,然れどもこれは彼の前を逃ぐる者ならず ...
... ならず,なかきらみ暗の中には嫌はしき者住めるを認る,然れどもこれは彼を厭ふ者ならず,なかみ暗の中には醜きもの居れるを認る,しりぞ然れどもこれは彼を退くる者ならず,なかさがみ暗の中には激しき性の者歩むを認る,然れどもこれは彼の前を逃ぐる者ならず ...
Sivu 130
... ならず人の終は墓なくも土より来り又土に最とたしかなる事ぞかし墓にうづまるものならず帰ると云ふは肉体ぞそりや霊魂の事ならず━終連—されば人々怠たるなしばし運命如何につたなきもたゆまず止まず自若とし勤め働くことをせよ暫時も猶予するなかれ心を ...
... ならず人の終は墓なくも土より来り又土に最とたしかなる事ぞかし墓にうづまるものならず帰ると云ふは肉体ぞそりや霊魂の事ならず━終連—されば人々怠たるなしばし運命如何につたなきもたゆまず止まず自若とし勤め働くことをせよ暫時も猶予するなかれ心を ...
Sivu 157
... ならず死ぬるの外はあらざらん其二右を望めば大筒ぞ共に打出す砲声は響の如く凄まじや猛り立てぞ進むなる勇んで乗り入る六百騎其三抜けば玉ちるやいばをばきらきらきらと輝けり大砲方をなで切りす煙の中に飛込みて太刀の早業見ごとなり遂にさふる事ならず ...
... ならず死ぬるの外はあらざらん其二右を望めば大筒ぞ共に打出す砲声は響の如く凄まじや猛り立てぞ進むなる勇んで乗り入る六百騎其三抜けば玉ちるやいばをばきらきらきらと輝けり大砲方をなで切りす煙の中に飛込みて太刀の早業見ごとなり遂にさふる事ならず ...