英詩と日本詩人北星堂書店, 1983 - 503 sivua |
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Sivu 86
... しき者住めるを認る,然れどもこれは彼を厭ふ者ならず,なかみ暗の中には醜きもの居れるを認る,然れどもこれは彼を退くる者ならず,なかさがみ暗の中には激しき性の者歩むを認る,然れどもこれは彼の前を逃ぐる者ならず。いたわが内をのみ見る眼は光にこそ外 ...
... しき者住めるを認る,然れどもこれは彼を厭ふ者ならず,なかみ暗の中には醜きもの居れるを認る,然れどもこれは彼を退くる者ならず,なかさがみ暗の中には激しき性の者歩むを認る,然れどもこれは彼の前を逃ぐる者ならず。いたわが内をのみ見る眼は光にこそ外 ...
Sivu 87
... しき紙なるをうつすなれ。あだわれ世の中に敵をもてりき,われ世の中にきらはしきものことわけひとひらすつをもてりき,然れどもこはわが世を逃れしまことの理由ならず。わが世を捨つるは紙一片を置に異ならず,唯だこのおのれを捨て、このおのれをこの ...
... しき紙なるをうつすなれ。あだわれ世の中に敵をもてりき,われ世の中にきらはしきものことわけひとひらすつをもてりき,然れどもこはわが世を逃れしまことの理由ならず。わが世を捨つるは紙一片を置に異ならず,唯だこのおのれを捨て、このおのれをこの ...
Sivu 445
... しき衣は神の恵みなる,卿の美くしき調子も神の恵みなる,ひやと卿がこの獄舎に足を留めるのもまた神の......是は余に与ふる恵なる,然り!神は鶯を送りて、余が不幸を慰むる厚き心なる!鳴呼夢に似てなほ夢ならぬ、余が身にも······神の心は及ぶなる。あ思ひ ...
... しき衣は神の恵みなる,卿の美くしき調子も神の恵みなる,ひやと卿がこの獄舎に足を留めるのもまた神の......是は余に与ふる恵なる,然り!神は鶯を送りて、余が不幸を慰むる厚き心なる!鳴呼夢に似てなほ夢ならぬ、余が身にも······神の心は及ぶなる。あ思ひ ...