英詩と日本詩人 |
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Sivu 86
やみいま暗のなかには忌はしきもの道へるを認る,然れどもおのれは彼を怖るものならず,なかきらみ暗の中には嫌はしき者住めるを認る,然れどもこれは彼を厭ふ者ならず,なかみ暗の中には醜きもの居れるを認る,然れどもこれは彼を退くる者ならず,なかさがみ暗 ...
やみいま暗のなかには忌はしきもの道へるを認る,然れどもおのれは彼を怖るものならず,なかきらみ暗の中には嫌はしき者住めるを認る,然れどもこれは彼を厭ふ者ならず,なかみ暗の中には醜きもの居れるを認る,然れどもこれは彼を退くる者ならず,なかさがみ暗 ...
Sivu 87
うちは唯だ其のおもてに浮べるのみにて,其の中こそは空しき紙なるをうつすなれ。あだわれ世の中に敵をもてりき,われ世の中にきらはしきものことわけひとひらすつをもてりき,然れどもこはわが世を逃れしまことの理由ならず。わが世を捨つるは紙一片を置に ...
うちは唯だ其のおもてに浮べるのみにて,其の中こそは空しき紙なるをうつすなれ。あだわれ世の中に敵をもてりき,われ世の中にきらはしきものことわけひとひらすつをもてりき,然れどもこはわが世を逃れしまことの理由ならず。わが世を捨つるは紙一片を置に ...
Sivu 445
余は再び疑ひそめたり••••••此鳥こそはまこと真に,愛する妻の化身ならんに。鶯は余が幽霊の姿を振り向きて飛び去らんとはなさずして再び歌ひ出でたる声のすゞしさ!おんみうさ余が幾年月の鬱を払ひて。卿の美くしき衣は神の恵みなる,卿の美くしき調子も神 ...
余は再び疑ひそめたり••••••此鳥こそはまこと真に,愛する妻の化身ならんに。鶯は余が幽霊の姿を振り向きて飛び去らんとはなさずして再び歌ひ出でたる声のすゞしさ!おんみうさ余が幾年月の鬱を払ひて。卿の美くしき衣は神の恵みなる,卿の美くしき調子も神 ...
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