英詩と日本詩人北星堂書店, 1983 - 503 sivua |
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Sivu 94
... なき故里ならぬ国ならばいつこもよしと極みなき海に泛びぬ里遠み陸に上らば木がくれしむろにや入らん山深みわが故里よいねよかし○落合直文(文久元年 1861 一明治 36 年・ 1903 )萩之家と号す。和歌の改革に努力。著書に「孝女白菊の歌」(明治 21 − 22 ...
... なき故里ならぬ国ならばいつこもよしと極みなき海に泛びぬ里遠み陸に上らば木がくれしむろにや入らん山深みわが故里よいねよかし○落合直文(文久元年 1861 一明治 36 年・ 1903 )萩之家と号す。和歌の改革に努力。著書に「孝女白菊の歌」(明治 21 − 22 ...
Sivu 307
... なき碧りのをちのおほ空は光の流れ色の波溢れぬ隈もなかるべくあらし耀き風てりて百重の綾も織りぬべく。そのおほ空のたゞなかにわが想像の見るところこんじき緑は消えて金色の光まばゆし天の関もゝの宝を鎮めていり鋳なすかどを過ぎ行けば。空かんばしく ...
... なき碧りのをちのおほ空は光の流れ色の波溢れぬ隈もなかるべくあらし耀き風てりて百重の綾も織りぬべく。そのおほ空のたゞなかにわが想像の見るところこんじき緑は消えて金色の光まばゆし天の関もゝの宝を鎮めていり鋳なすかどを過ぎ行けば。空かんばしく ...
Sivu 369
... なき若き少女,行方の西を慕ひてうすづき薄月させる野の空,あま友なき天路を走り去るよ。たろげあゝ峠の幾つ越えて,いなんちが願ひは癒えぬべきや。悲しい哉,春の領,くつが王子ゆいて覆へり,したゝる青葉の夏のうてな,權威餘りにさかんに,けらく快樂夢と ...
... なき若き少女,行方の西を慕ひてうすづき薄月させる野の空,あま友なき天路を走り去るよ。たろげあゝ峠の幾つ越えて,いなんちが願ひは癒えぬべきや。悲しい哉,春の領,くつが王子ゆいて覆へり,したゝる青葉の夏のうてな,權威餘りにさかんに,けらく快樂夢と ...