英詩と日本詩人北星堂書店, 1983 - 503 sivua |
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Sivu 25
... ゆるかな雲井はるかに舞ひて鳴く百日紅も咲きにけり集まり来たる軒のきはなほ涼むらんさよふけて桔梗の花も開くべし照らす月影明かに 冬は雪霜いと深く冷ゆる手足を暖く されど何処も同じこと寂しく見ゆる家の外 矢田部良吉:春夏秋冬 25 25.
... ゆるかな雲井はるかに舞ひて鳴く百日紅も咲きにけり集まり来たる軒のきはなほ涼むらんさよふけて桔梗の花も開くべし照らす月影明かに 冬は雪霜いと深く冷ゆる手足を暖く されど何処も同じこと寂しく見ゆる家の外 矢田部良吉:春夏秋冬 25 25.
Sivu 179
... ゆる日、じらあは居の窓のうは白み,日ざしの淡に,うづみきよういにし代の珍の御經の黄金文字,くだごといはだみ百濟緒琴に,齋ひ瓮に,彩畫の壁にほ見ぞ恍くる柱がくれのたたずまひ、とこいみどのふか常花かざす藝の宮,齋殿深に,かやり焚きくゆる香ぞ,さながらの ...
... ゆる日、じらあは居の窓のうは白み,日ざしの淡に,うづみきよういにし代の珍の御經の黄金文字,くだごといはだみ百濟緒琴に,齋ひ瓮に,彩畫の壁にほ見ぞ恍くる柱がくれのたたずまひ、とこいみどのふか常花かざす藝の宮,齋殿深に,かやり焚きくゆる香ぞ,さながらの ...
Sivu 196
... ゆるび。風かの渡り,しのびにをんながくおこるは,かすけき女楽の心あがりの物の音。ひそりば乾反葉さやぐ木の間に、めな使ひ姫七たりすがた花に,白よそほひのなまめき,浮ぶや,たゆげの霧のまぎれ。四ひより 天なる宮のきざはし,る降り居の 小春の日和ゆる ...
... ゆるび。風かの渡り,しのびにをんながくおこるは,かすけき女楽の心あがりの物の音。ひそりば乾反葉さやぐ木の間に、めな使ひ姫七たりすがた花に,白よそほひのなまめき,浮ぶや,たゆげの霧のまぎれ。四ひより 天なる宮のきざはし,る降り居の 小春の日和ゆる ...